連日お伝えしている新型コロナウイルスの県内への波紋ですがきょうは観光です。感染が世界に広がる中、空の玄関口、那覇空港の国際線の一部で影響が出るなど、沖縄観光に影を落とし始めています。

国内・海外から多くの観光客が出入りする那覇空港。飛行機に乗る客もチェックインする職員も、マスクを付けて新型コロナウイルスへの対策をとっています。徐々に県内への影響が拡大していて国際線の一部の便を見合わせることにした航空会社も出始めました。

ピーチアビエーションでは那覇・香港便について来週17日から来月28日まで運休。新型コロナウイルスの感染拡大にともない今月と来月の搭乗率が目標の40%程度だったことなどを踏まえ運休を決めたとしています。

また、日本トランスオーシャン航空では今月21日と24日、25日に予定していた那覇とベトナムを結ぶ国際チャーター便の運航を中止しました。ベトナム政府が新型コロナウイルスの感染拡大によって現地の観光名所への立ち入りを制限していることを受け、海外旅行を十分に楽しめない可能性が出てきたことが運航中止の理由だと説明しています。また今後のチャーター便についての計画についても新型コロナウイルスの状況を注視しながら慎重に検討するとしています。

新型コロナウイルス 観光に影響 国際線も運休に

県によりますと、今年度、那覇と海外を結ぶ空の便は中国や台湾・香港のほか、ベトナム、タイなど8つの国と地域で18都市に定期便やチャーター便が出ています。これまでに6つの路線が運航をみあわせています。

大濱美菜記者「国際線の運休がレンタカーにも影響を与えています」

本島だけで2000台を持つOTSレンタカー、普段は外国人観光客が7割近くを占めていますが、現在は国内・国外で半々の割合になるなど外国人観光客のキャンセルが増えていると言います。

OTSレンタカーの担当者「2月の初めは(キャンセルの)件数自体はさほど多くなかったんですけども、ここ最近になって急激にキャンセルの量は増えているかと思います。1日平均的に2~3件が通常だとキャンセルの方はいただいているんですけども、トータルして170件というのは、だいぶ多いと思いますね」

OTSレンタカーでは新型コロナウイルスが原因でのキャンセルに対してキャンセル料を取らないようにしていますが海外便の運休による影響は小さくないと危惧しています。

OTSレンタカーの担当者「運休が増えてくるとお客様も沖縄に来れなくなってしまいますので、レンタカーの利用客は若干減ってくると思うんですけども、その中でも来ていただけるお客さまに対してですね、安心してレンタカーを利用してもらうために、今後こういった取り組みも強化していきたいと思っております」

そこで、OTSレンタカーでは、今月1日から車内を除菌するための場所を新たに設けてスタッフを専任で配置するなど車内の消毒に力を入れています。

新型コロナウイルス 観光に影響 国際線も運休に

OTSレンタカーの担当者「(車内を)消毒されていますかというような問い合せはなかにはありましたので、そういった声をこちらでも生かして対応をしております。お客様が利用するハンドルであったり、サイドブレーキであったり、ナビの画面もそうですし、そういったところを中心に消毒を行っております」

落ち着く気配が見えない新型コロナウイルス。影響が長く続けばそれだけ沖縄の観光産業へのダメージは大きくなっていきそうです。