横浜港沖停泊していたクルーズ船の乗船者のうち10人が新型コロナウイルスに感染していることがわかりました。このクルーズ船は2月1日に、那覇港に立ち寄っていることから、県内での感染の不安もありますが、私たちはどのように正しく向き合えばいいのか専門家に意見を聞きました。

加藤厚生労働大臣は会見でクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗船者のうち発熱などの症状がある273人の検体を採取し調べたところ、これまでに結果が出た31人のうち10人が感染していたことを明らかにしました。

このクルーズ船は2月1日には、那覇に寄港しその際に、乗船していた3700人あまりのほとんどが一時、船から降りていたことがわかっていることから5日、玉城知事がコメントしました。

玉城知事「非常に重大な問題だと思っております。もし同意が得られるのであれば、ぜひ検査を受けていただいて安心安全であることの確認をさせていただければというふうに手配をさせていただいています。」

県では現在、クルーズ船の乗船者と県内で接触したバスやタクシーの運転手・ガイドなどを探していて感染していないか、検査を受けられる準備をしているということです。この新型ウイルスについて感染症に詳しい医師は…

中部病院感染症内科椎木創一医師「感染力がそれなりにあるものなので、他の乗客の方に感染を起こしている可能性は十分あると思います。沖縄で(一時)下船された方のなかにも、そういう方がいる・いないでいえば、いてもおかしくないという状況ではあると考えています。」

ただ一方で今回の新型ウイルス。感染力については次のように指摘します。

中部病院感染症内科椎木創一医師「はしかなどと比べると圧倒的に人にうつす力が弱い。感染性は低いと言えますけど、一般的なインフルエンザ並みのことは起こしてもおかしくはない」

那覇寄港のクルーズ船から感染者 専門家に対応聞く

椎木医師は主な感染経路が咳などによるものだとして、対策はインフルエンザなどと同じような対策を徹底することが重要だとしています。

椎木創一医師「手洗いや必要なときにマスクをつける。例えばご自分の症状があるときや人込みでは念のため(マスクを)着けるということを常日頃行っておくことが非常に重要」

また周辺で感染が確認された場合も、慌てずに保健所に連絡を入れるなど適切に対応することが重要だと呼び掛けています。