12月最初の日曜日と言えばNAHAマラソン。今年で35回目を迎えました。全国屈指の人気を誇る大会に挑んだ、市民ランナーの姿をお伝えします。

南国の師走を彩るNAHAマラソン。参加者を励ます沿道からの応援、あたたかなサポートの中、ことしは2万7000人余りが挑戦しました!

きのうは最高気温が26度まであがる酷暑の中、42.195キロのドラマに挑んだ2人の市民ランナーに密着しました!一人は、毎年、完走した後に居酒屋をオープンさせる店主の山城康成(やましろ・やすなり)さん!そしてもう一人は美容室のオーナー久高友男(くだか・ともお)さん!完走した後、午後3時にはお客さんのカットの予約が待っていました!

果たして2人は、無事に完走し、なおかつ仕事に行けたのでしょうか?

今や師走の風物詩となった「NAHAマラソン」。35回目を迎えた今年、県内外から集まった熱きジョガーはおよそ2万2千人!鍛え抜かれた自慢の健脚を競います。中にはこんな人も。

泡盛のかぶりものを着たランナー「首里城も頑張って再建するところなので、僕らもそれに負けないくらい頑張ろうという思いで、みんなへの気合いと県民の首里城への期待と願いをかけて、みんなで笑顔で頑張ろうという思いで書いた。」

ラグビー日本代表コスプレのランナー「ラグビー日本代表です。どれだけ沿道の人を笑わせるかというのが僕らの目標なので頑張ってきます!ワンチーム完走するぞ!」

12月とはいえ、日中は夏日となったこの日。過酷な42.195キロのフルマラソンに加え、完走後にはなんと仕事に挑むという、超人とも言うべき2人のジョガーの姿が。

久高友男さんは、那覇市で美容室を営むオーナー。完走後に仕事をする理由を聞いてみると?

久高友男さん「スタッフは働いているので、僕だけ遊んでいる感じがして罪悪感もある。スタッフと家族に感謝しているので、そうじゃないとなかなか走らせてもらえない。少しでも働かないと」

走り始めて8年、4回目の今年は3時間半以内でのゴールを目指します。そしてもう一人が、那覇市の居酒屋店主・山城康成さん。毎年、足の痛みと眠気に耐えながら完走後に店を開けてきました。

山城康成さん「義務感なのかな。自分の中では仕事もレースの延長線上にあるので、終わってからがやっとNAHAマラソンが終わりかな。自分の中では。別の種目をもう1個やるみたいな」

初出場から20年、11回目の今年は4時間切りが目標です。

プロ野球・読売巨人軍の大城卓三選手の合図で幕を開けた今年のNAHAマラソン。暑さと長い道のりに挑むジョガーたちを沿道からの心強い声援が支えます!

スタートから50分、まずは久高さんが10キロ地点に差し掛かります。15分後には山城さんも通過、それぞれ順調な走り。しかし、中間点を過ぎた山城さんに異変が。

山城さん「きついです。結構やばいかも。」

この日の気温26度。強い日差しがジョガーたちの体力を奪います。そんな中、久高さんは快走を続けていました。

一方、突然のアクシデントに襲われ、ペースを落とした山城さん。張っていた足がつり、けいれん。苦しみに耐えながら何とか前に進んでいました。レースの後は仕事をする予定の山城さん。果たして無事に居酒屋を開くことはできるのでしょうか?

その時、沿道から嬉しい応援が。沿道から奥さんが応援。妻に励まされ、気持ちを奮い立たせます。

その頃、12時32分に久高さんがゴール。目標の3時間半を切ることができず、悔しさをにじませます。

久高さん「だめでした。でも出し切りました。」

久高さんのゴールから1時間半後、思わぬアクシデントを乗り越え、山城さんも無事フィニッシュ。

山城さん「どうにか5時間切れました。」

競技場の外では目前に迫ったゴールを目指す大勢のジョガーが。その頃、髪を切る久高さん。

久高さん「今は本当にもう大丈夫です。仕事はできる限りはお客さんがいる限りはやりたい。」

午後6時、山城さんの居酒屋では…。

山城さん「(Q.足は大丈夫?)今のところは大丈夫少し寝たので。30分ぐらい。(Q.お客さんとはどんな話になりそう?)お疲れ様という感じでしょう。皆さん楽しく走れていれば。ケガ無く。そのあとおいしい酒とご飯を食べてもらえたらウチの店としてはありがたいので。」

レースの苦しさも働く原動力に変えて仕事に励むジョガーたち。超人たちの挑戦はこれからも続きます!