辺野古移植サンゴ1群体死滅で環境団体が疑問視

9月9日、国は建設工事に伴う自然環境の保全対策などを考える環境監視委員会を開き、移植したサンゴの一部が死滅したことを発表しました。

環境監視委員会では、2018年度の土砂による水の濁りやレッドサンゴ類、ジュゴンなどの事後調査報告書の説明を沖縄防衛局から受けました。

この中で、絶滅危惧種のオキナワハマサンゴの移植状況では、2018年8月に埋め立て工事個所から移植した9群体の内3群体が死んだことや消失していることがわかりました。このうち死滅した1群体は2018年8月に目視調査で白化状態を確認、2019年3月には生存部分が減少し、移植から1年後の8月に死滅を確認したとしています。

沖縄防衛局では、死滅した群体は移植前から白化が進んでいた上、移植先に元々生息していたオキナワハマサンゴも同様に死滅していることから「自然死である」と結論付けています。

これに対し、日本自然保護協会の安部真理子さんは「移植するという事自体、人間でいえばお引越しするようなものですからエネルギーがいる。弱っているものを移動させたという時点で、ものすごいストレスをサンゴに与えてるので、自然死とはいいがたい。工事と移植は関係していないという証明をすべきであると思います」と話しました。

一方、防衛局は移植された9群体中6群体のサンゴで幼生の放出を確認していると報告しています。