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8月27日、アメリカ軍のCH53ヘリが、重さ1キロの窓を落下させた事故。ヘリコプターが所属する普天間基地では事故発覚後、基地の閉鎖が続いていますが、閉鎖は、事故を受けての措置ではありませんでした。

9月2日の普天間基地では、アメリカ軍機が離着陸したり機体を整備したりする様子はなく、オスプレイなどが外に駐機されたままになっていました。

アメリカ軍の航空情報「ノータム」では、8月30日の夜から9月4日の午前7時まで普天間基地が閉鎖されると発表しています。しかし、これはアメリカの祝日にあたる「レーバーデー」のためで今回の事故を受けての措置ではありません。

8月27日、普天間基地所属の輸送機CH53ヘリが、訓練中に重さ1キロの窓を落下させたにも関わらず、アメリカ軍は落下場所を特定できておらず、県への事故の通報も発生から2日後と遅かったことから、県では、CH53ヘリの飛行を1週間停止させたうえで、安全対策の徹底と通報体制の改善などを国に要請しています。

県の求めに応じる形で、アメリカ軍が窓落下の事故について、実効性のある対策を取るのか疑念は残ったままです。