※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

金城キャスター「楽園の海案内は水中ビデオカメラマンの長田勇さんです。きょうのテーマは「梅雨明けの海」です」

長田さん「先月29日、ようやく梅雨が明けましたよねー。すっきりと晴れた青空の下、ケラマ諸島まで行ってきました」

金城キャスター「梅雨明けした海の様子を早速、見ていきましょう」

長田さん「早く潜りたくて、体がうずいたのでフェリーに乗ってケラマ諸島へ。梅雨明け宣言をした先月の29日です」

金城キャスター「梅雨明け直後に行ったんですね~」

長田さん「そうなんです。この空の色!間違いなく夏ですよね~」

金城キャスター「すっきりと晴れていて気持ちがいいですね」

長田さん「梅雨明け一本目に選んだのは、座間味島の「ウルヌサチ」というポイント」

金城キャスター「海の中から見る空も、すっきりしていてキレイですね」

長田さん「最初に出会ったのは、「タイマイ」です。ここのポイントは、エサが豊富なのか、たくさんのタイマイが住み着いています。

金城キャスター「もしかして会える確率が高いんじゃないですか?」

楽園の海 梅雨明けの海

長田さん「そうなんです。ほぼ100%タイマイに会えるポイントで沖縄でも珍しいんですよ」

金城キャスター「これは何をしているんでしょうか?」

長田さん「タイマイの食事風景なんですが、じっくり観察して見ましょう。岩を砕いているので、海綿か、またはホヤを探しているようですね」

金城キャスター「魚たちも寄ってきていますね、どうしてなんでしょう?」

長田さん「集まってきた魚は、タイマイほどの力強い歯を持っていないので、おこぼれを貰いたくて、砕かれた岩の近くをうろうろしているんですよ」

金城キャスター「そうなんですね。賢い~」

長田さん「たまーに、タイマイ同士で顔を合わせることも」

金城キャスター「2匹とものんびりとしていますね」

長田さん「ここのポイントは、干潮の時間に潜ると、アオウミガメにも出会えます。甲羅の長さは、およそ30cm。まだまだ、子供」

金城キャスター「子供といっても立派な体してますね」

長田さん「しばらくついて行くと・・・・タイマイの食事場所にたどり着きました」

金城キャスター「挨拶でもしにきたんですかね?」

長田さん「そうかもしれませんね~。アオウミガメは、アマモなどの海藻を食べるので、エサの奪い合いとかも無いんですよ」

金城キャスター「お互い同じ場所で仲良く暮らしていけそうですね」

楽園の海 梅雨明けの海

長田さん「続いては、2本目阿嘉島の西浜へ。楽園の海でも、何度か紹介した事のあるポイント。元気なサンゴ礁とスズメダイの乱舞を堪能したいと思います。透明度もまずまず」

金城キャスター「まるで水族館みたいな光景です」

長田さん「この時期は、今年産まれた赤ちゃんのデバスズメダイもたくさんいるので、とても賑やかです」

金城キャスター「それにしても魚がいっぱいで、すごくキレイ」

長田さん「実は、魚をサンゴに寄せる方法があるんです。こういう風に・・・」

金城キャスター「へぇ~、指をはじくと寄ってくるんですね!」

楽園の海 梅雨明けの海

長田さん「そうなんです。こういった風景を見たら、美優さんもダイビングしたくなるんじゃないですか?」

金城キャスター「そうですね、実際に生で見たくなっちゃいます」

長田さん「私は、実際に潜って見ることの出来ない方に、見てもらいたくて、水中撮影をしていますが、水中映像を見て、潜りたい!って思ってくれる方がいるとすっごく嬉しいんですよ」

金城キャスター「気持ち良さそうですもんね~」

長田さん「アナサンゴモドキには、スカシテンジクダイの群れが付いていました。華やかさはありませんが、夏ならではの光景なんです」

金城キャスター「あ、ここでも長田さんが、お魚を寄せてくれてたんですね~」

長田さん「そうなんです。梅雨明け宣言が出た日に、潜れてこの光景!かなりテンションが上がりました」

金城キャスター「いや~、夏になると海がより透明度が増した感じがしてより一層キレイに見えますね」

長田さん「そうですね。これから夏本番。どんどんキレイな映像を撮っていきたいと思います」

金城キャスター「今日もキレイな映像をありがとうございました。以上、楽園の海でした」