いよいよ今度の土曜日に開幕する高校野球沖縄大会。めざせ甲子園は11校目、沖縄カトリックです。1年生の時にできた野球部。ことしが3年生にとっては「最後の夏」です。

「おーい!記念の1発目誰が欲しいか」「はーい!」

岸本幸彦監督「27才、28才で監督になるんだろうなと思っていたのが、これぐらいかかったので、子供よりも下の子なので、甲子園を目指すというワクワク感ではなくて、ここに立っているんだという嬉しさ。」

おととし誕生した沖縄カトリック高校野球部。岸本幸彦(きしもと・ゆきひこ)監督と、部員13人での船出だった。

岸本幸彦監督「41年前、甲子園に行った時持ってきた土が家にあった。君らの胸につけたいと思う、この土頑張ってくれ。これで甲子園にいけたらいいな、でもそんな簡単じゃないよな甲子園はな」

金城来南主将(当時1年)「(監督の)甲子園に行きたいという熱い気持ちについていきたかった。一戦一戦多く戦えるように頑張りたい。」

「天気も晴れて取材も来て準備は整っているので、自分たちで盛り上げて頑張っていきましょう。」

あれから2年。初めて全学年が揃い、38人になったチームは活気に満ちている!監督による戦力はご覧の通り。打撃と守備が高得点を誇る!

岸本幸彦監督「それでは発表します。1番冨盛。」

夏のエースナンバーを背負うのは、これまでマウンドを守り続けた富盛敬太(とみもり・けいた)。多彩な変化球が持ち味の「チームの要」だ。

5つのマシンが置かれた自慢のバッティングゲージでは、「切れ目のない打線」を目指し、打撃陣が汗を流す。

普天間朝基選手「チャンスの場面でまわってきたら絶対にランナーをかえすという意識で。主砲として一発があるバッターとして警戒してもらえるようなバッターを目指している。」

夏に向け、雰囲気が高まっている沖縄カトリック。上級生がいない中で、野球と向き合ってきた3年生にとって、ことしは「最後の夏」。ここまでの道のりは決して平坦ではなかった。

かつて豊見城高校から甲子園に出場し、指導者としての夢を叶えた岸本幸彦監督。再び甲子園に戻ることを決め、チームを率いてきた。

岸本幸彦監督「1年生からスタートしたので、先輩たちと戦ってきて負けが多くて。勝ち負けに関しては厳しいところがある。」

創部後、すぐにレギュラーとして毎年夏に挑んできた3年生たち。キャプテンの金城来南(きんじょう・こなん)くんは、発足したばかりのチームをまとめる難しさに直面した。

金城来南主将「チームのルールもなく、チームの事でも怒られることがあって辛かった。」

そして、勝利に手が届かない中で「甲子園への思い」にも変化が。

金城来南主将「みんなの心の中では甲子園は遠いものなんだなというのがあって監督との甲子園に対する気持ちの差が出たと思う」

岸本幸彦監督「甲子園に行くんだろ、そのつもりで来たんだろ。という形で試合に出られれば良いような雰囲気があったので、それを鼓舞して彼に強く当たって。」

チームが諦めかけた甲子園への夢。しかし・・・

富盛敬太選手「(甲子園に)絶対行きたいという気持ちがあった。副キャプテンとしてチームを引っ張っていこうと思った。」

夢の甲子園に!エースの強い思いと行動が再びチームの思いをひとつにする。

金城朱毅選手「富盛はずっと一人で投げてきて、一番大変なのに副キャプテンもやって、自分たちも変わっていかないといけないんだなと思った。」

心を合わせて、沖縄カトリック1期生が「集大成の夏」「最後の夏」に挑む!

久松優介選手「夏ラストなのでみんなで頑張っていきたい。」

宮良龍一選手「どこのチームよりも絆はあると思うので、目の前の試合を全力プレーで勝てるように頑張りたい。」

金城来南主将「自分たちが初めての先輩になるので、普段良いところを見せられていない分、最後の夏は、3年生がグラウンドに立って次の後輩たちに良い姿を見せられたらいいなと思う。」

「行くぞ甲子園!」