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天妃小学校で不発弾 子どもたちに影響も

あす8月15日は終戦記念日です。沖縄戦では「島の形を変える」と言われたほどの砲弾が、雨のようにこの島に降り注ぎました。その砲弾は戦後73年経っても土の中から出てきます。

8月13日、小学校の運動場で不発弾が見つかりました。夏休み中の小学校ですが、不安が広がっています。

不発弾が見つかったのは那覇市の天妃小学校です。来年9月の改築工事を前に、8月13日、市の職員が試掘調査を行っている最中、不発弾が発見されました。

不発弾は、表面からわずか60センチのところで発見され、子どもたちが誤って掘り当ててしまってもおかしくないほどの浅い位置にありました。

発見された不発弾は、沖縄戦争で使用された5インチ艦砲弾です。那覇市によりますと、不発弾の除去作業には警察や近隣住民との調整が必要なため、早くても9月上旬にしか作業ができないということで、夏休み中の子どもたちにも影響が出ています。

小学校では14日から、ラジオ体操や児童らの部活動を停止するなど、職員以外の出入りを制限していますが、9月には運動会を控えるなど、さらに影響が出そうです。