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オスプレイ被害激化で城原区が抗議

訓練が混み合う際には、住宅地に近いヘリパッドも使用される。アメリカ軍が6月にこんな説明をしていたことがわかりました。

宜野座村城原区では7月20日、住宅から380メートルほどの距離にあるヘリパッドでオスプレイが複数のタイヤらしきものをつり下げた飛行訓練が行われました。

城原区の崎濱秀正区長は、25日に県庁を訪ね、落下事故への不安や深夜まで続く騒音、粉塵の被害を訴え、問題の解決には住宅地に隣接するヘリパッドを撤去するしかないとして、県に協力を求めました。

要請に対し県は6月、キャンプハンセンに入り問題のヘリパッドを視察したと対応を説明。その際、アメリカ軍から「住宅地から離れた別のヘリパッドもあるが、陸軍も使用するため、訓練が混み合い、住宅地近くのヘリパッドも使用することがある」と説明されたことを明らかにしました。

城原区民らはその後、沖縄防衛局も訪ね、同様の要請を行いました。

要請後、崎濱秀正区長は「とてもじゃないけどまともに米軍に抗議していると思えません」「自分たちの命がかかってるんだと。もしこれが自分、それとも自分の家に落ちたらどうなるかという不安で、夜も眠れないという人がたくさんいます」と話していました。