石西礁湖 サンゴ激減 すでに白化2割

2016年、大規模な白化で約7割が死滅した石垣島の石西礁湖で、2017年もすでに生き残ったサンゴのうち約2割が白化していることが、環境省の調査で明らかになりました。

一見、きれいに見える石西礁湖のサンゴ。2016年の大規模白化を乗り越えたサンゴもよく見るとうっすらと色が抜け始めています。環境省が、6月国内最大のサンゴ礁「石西礁湖」内の35地点で調査したところ、2016年の大規模な白化を生き抜いたサンゴも、再び色が薄くなるなど2017年もすでに19.7%で、白化が始まっていることがわかりました。

また、海底を占める生きたサンゴの割合も、1年前の29.5%から、12.5%と激減していることも明らかになりました。

西海区水産研究所亜熱帯研究センター鈴木豪主任研究員は「ただでさえ生き残ったサンゴが少ないので、さらに2年連続で仮に(大規模白化が)起きてしまうと、ほとんどなくなってしまうという懸念もありますし、一方で、去年白化に耐えた種類が残っているということで、同程度かそれ以下の高温ストレスだと耐える可能もあるが、注視しないといけない」と話しました。

また、研究者の間では、この海域で白化とは別に、サンゴの一部が細菌などの影響で白くなり壊死するホワイトシンドロームと呼ばれる病気の広がりにも懸念する声が上がっています。

環境省では、現在石垣島で会合を開いていて対応などを協議しています。