辺野古埋め立て 最高裁で県側敗訴

辺野古の埋め立て承認を取り消したのは違法だとして国が翁長知事を訴えた裁判で、最高裁判決は20日、上告を棄却し、県側の敗訴が確定しました。

判決で最高裁第2小法廷は、仲井眞前知事が行なった埋め立て承認について、埋め立ての規模などを合理的とした仲井眞前知事の判断に違法性はないと指摘。国の指示に従わず、承認取り消しを取り消さなかった翁長知事の判断は違法だとしました。

判決について、県側の竹下勇夫弁護団長は「通り一遍というか、あっけない判決で衝撃を受けております」と話していました。

県民の男性は「少しは最高裁は司法の守り手として、しっかりとした判断を示してほしいと思ったんですがめちゃくちゃな高裁判決を追認する形になったんですか」と話し、女性は「これから大変な事に県自体が変わっていくのかなって、とっても心配なんですけど」と話していました。

辺野古埋め立て 最高裁で県側敗訴

取材を担当している野島記者です。県側敗訴が確定したことで、今後どうなるんでしょうか?

野島記者「判決を受けて、翁長知事は近く『埋め立て承認の取り消し』を取り消すとみられていて国が埋め立てをする権限が復活することになります。これを受けて、国は年明けにも工事を再開する見通しですが、知事は『あらゆる手段』で埋め立てを阻止すると言っています」

野島記者「その主な手段というのがこちらです。来年3月に期限を迎える『岩礁破砕許可』を更新しないという手段。2つ目がサンゴを移植するための『特別採捕許可』を認めないという手段。3つ目が工事途中で生じる『設計変更』の審査で、変更を認めないという手段などです」

国はどういう対応を取るでしょうか。

野島記者「国は、和解条項の中に『判決の主文や趣旨に沿って互いに協力して誠実に対応することを確約する』という文言があるのですが、国はこうした文言を盾に、県に対して工事を進めることに理解を求めるものとみられます。一方、知事がこうした権限で抵抗する場合には、それを打ち消すための法的手段に出ると予想されるので、再び訴訟合戦に突入することも考えられます」

野島記者「ただこれまでと違うのは、工事が進みながら訴訟が続く可能性が高いということです。翁長知事にとっては、これまで以上に厳しい戦いが待ち受けているといえそうです」