※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

小学生から高校生、OB選手にいたるまで県内の水球プレーヤーが一堂に集った沖縄カップ。この大会に今、沖縄水球界を牽引する2人の選手が。

那覇西高校でチームの司令塔として活躍する砂邊利貴、そして、9月に負った肩のケガも回復に向かっているポイントゲッター仲本駿之介。2人は今月27日から岡山県で行われるU-15ユース研修のメンバーに選出されました。これは未来の日本代表候補にための研修で県勢では初めての選出です

Q+スポーツ部 未来の水球日本代表は幼馴染

永井敦監督「砂邊君は体は小さいんですけども、プールの中に入るとそういうのを全く感じさせなく視野が広く、パスのセンスがすべてにおいて上回っているという感じです。仲本に関しては、ポイントゲッターでシュートセンスが抜群に良くシュートに関してはチームで一番だと思います」

県内水球界からの期待も高い2人。実は保育園から高校までずっと一緒の幼馴染。

保育園からの友達とともに小学校低学年で水球を始めた2人は練習中はもちろん、それ以外の時間でも常に一緒。力もメキメキとつけ中学時代には沖縄フリッパーズの中心メンバーとして全国準優勝を果たすなど活躍しました。

仲本駿之介選手「(砂邊は)試合中でみんながあたふたしている中でも落ち着かせたりとかみんなを引っ張ってゲームメイクできる選手なので、お手本になります」

Q+スポーツ部 未来の水球日本代表は幼馴染

砂邊利貴選手「シュート練習とかで駿(仲本)がすごいシュートとか決めたら、それを真似したくなって、それを自分も決めたくなりますね」

切磋琢磨し続けてきた良き仲間である2人。そこにはこんなエピソードもありました。水球を始めて数年後の小学校4年生の頃、砂邊を襲ったのが股関節の難病「ペルテス病」当時は陸上での生活に支障が出ていました。

そんな時、車いすを押してくれたのが、仲本を始めとする仲間たちでした。

Q+スポーツ部 未来の水球日本代表は幼馴染

仲本駿之介選手「車いす押してやろうとか装具の取り付けを手伝ってやろうとか手助けしようと思っていました」

砂邊利貴選手「今になって陸の時に支えてもらったなとかキャプテンとして大会で恩返ししたいと思います」

今では砂邊の病気もほぼ完治し、水球に打ち込む日々を過ごしています。2人にとって今回のU-15ユース研修への参加は小さな頃から抱く、大きな夢への一歩です

Q+スポーツ部 未来の水球日本代表は幼馴染

仲本駿之介選手「今回はカテゴリー(U-15)の代表なんですけど目指すところは一番上の代表を目指してやってますし2人で第一歩を進めたというのは大きいと思います」

砂邊利貴選手「選考会の方たちの目に留まるようなプレーをして、日本代表を目指していきたいと思っています」

水球を通して成長してきた幼馴染の2人が、いつかともに日の丸を背負う日が来るかもしれません!東京オリンピックに向けて、県内のスポーツが盛り上がっているのが嬉しいですよね。