こんにちは、スポーツです琉球王朝時代からの伝統を誇る「沖縄角力」この角力を通し、交流を深めてきた沖縄と韓国の親善試合が久米島で開催されました。

その美しさ故に、「球美の島」と呼ばれる久米島。自然豊かな風景が広がる島ですがおととい激しい戦いが展開されました!

Q+スポーツ部 沖縄角力で日韓の絆深める

久米島は「沖縄角力」でも知られる島、この日島では、韓国の選手を招いての親善試合が行われました。

実は、角力を通した韓国との交流の歴史は長く、沖縄角力が韓国の相撲「シルム」と競技方法が似ていることから1975年の海洋博でプレ大会が実施されました。

その2年後、正式な競技大会として第1回大会が開催されたのが久米島でした。

今大会は、沖縄と韓国の角力を通しての交流が去年、40周年を迎えたのを記念し、始まりの地、久米島での開催となりました。

崔永和(チェ・ヨンファ)総監督「前にシルムの選手として、(久米島に)来たことがありますが、今回監督して来られて嬉しい、感動しています。」

まず行われたのは、個人戦。その出場選手の中に、どこかで見覚えのある顔が…

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お笑い芸人「ドラゴンエマニエル」の仲村昭吾さん。久米島出身で、双子の弟、昭平さんとともに沖縄角力の力士でもあります

これまで2人ともに優勝経験があり手にしたトロフィーの数はご覧のとおり。

仲村昭平・昭吾兄弟「(Qちなみに2人はどちらが強いんですか?)(吾)こっち(平)12勝無敗です。(吾)ちゃー負けーです。(Qお兄ちゃんはそれでいいの?)(吾)いや、ダメですよもちろん、だからきょう来ました。」

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2人が出場した軽量級個人戦。まずは弟・昭平さんが1回戦へ

相手の両肩を地面につけることで勝利となる沖縄角力。2本先取の勝負で、昭平さんは幸先よく1本を奪います。

しかし、連続で奪われ、まさかの逆転負けを喫してしまいます。

一方、これで奮起したのが兄・昭吾さん。圧巻の取り組みで、順調に勝ち上がっていくと、弟・昭平さんが敗れたキム・ソル選手も倒し、決勝進出を果たします。

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その決勝でも、まず1本を奪った昭吾さん。あと1本で優勝。

弟・昭平さん「昭吾いけぇ」

地元開催の大会に、優勝で華を添えました。

多くの観客が集まった、この大会。その様子を感慨深げに見つめていたのが沖縄角力協会の理事長、宇地原清さん。宇地原さんは久米島出身で第1回大会から力士として出場。

現在は引退していますが、ここまで40年沖縄と韓国との角力を通しての交流を見守ってきました。

沖縄角力協会宇地原清理事長「節目の年に、素晴らしい大会にもっていきたいと思っています。」

宇地原さんの見つめる前で行われたのは沖縄と韓国、それぞれのルールで対戦する団体戦。ともに組み合った状態から試合が始まりますが韓国シルムは上半身裸に半ズボンで、「サッパ」と呼ばれる紐を掴み合い相手の膝から上をつけることで勝利となる点で沖縄角力と異なります。

その韓国ルールでの7人制の団体戦。韓国が圧倒的な力を見せ、6対1で勝利します。ただ、その勝敗以上に会場には和やかな雰囲気が流れます。

沖縄角力協会宇地原清理事長「あくまで親善試合であっても勝負ですけど、その中でも笑顔を絶やさずお互いの親睦を深めるような角力大会だったと感じます。」

一方、沖縄角力ルールの団体戦は、最後は沖縄が意地を見せ、4対3で競り勝ち交流40周年の記念大会は、幕を閉じました

沖縄角力協会宇地原清理事長「これを機会にますます沖縄角力が盛んになるとともに、韓国との交流も今後継続、発展させていきたいと、そう思っております。」

仲村昭平・昭吾兄弟「(吾)やっとちゃんとやっているんだよと伝えられたかなと思って、本当に嬉しいですね(平)大きい夢ですけど、これがオリンピック競技になれたらというのはあります。」

熱い戦いを繰り広げた後は、懇親会。沖縄と韓国の強い絆は、沖縄角力のように組み合い、決して離れず今後も続きます。言葉はお互いに通じなくても、体をぶつけあうことでわかりあえるそんなスポーツの魅力を改めて感じた交流大会でした以上スポーツ部でした!