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県議選リポート5回目はきのうに引き続き、那覇市・南部離島区です。

定数が11議席に18人が立候補している激戦区、きょうは現職の9人をご紹介します。

那覇市と南部離島7町村を加えて新たに誕生した那覇市・南部離島区。定数11に対して、現職9人、前職1人、新人8人の合わせて18人が名乗りを上げました。

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選挙結果は、与野党の勢力図に大きな影響を与えます。与党からは現職5人が、再選を目指して立候補しました。

4期目を目指す狩俣信子さんは、「子育て支援」など、元高校教師らしく、福祉に重点を置いた公約を掲げています。

狩俣信子候補(社民・現職)「4000人近い子どもたちが行き場がない、認可、認可外共にいっぱいだという状況の中で、この問題も積極的に関わって改善していきたいと思っております。」

渡久地修さんは、3期目に挑戦。「普天間基地の県内移設阻止を求める建白書の実現」や知事の訪米団団長として活動した実績などをアピールしています。

渡久地修候補(共産・現職)「基地を押し付けようとする人たちを選ぶのか、それとも翁長知事をしっかり支えて守って、県民の皆さんと一緒に頑張りきれる人を選ぶのか。この2つの選択が問われていると思います。」

4期目をねらう比嘉京子さん。「待機児童のない社会の実現」のために「保育士の職場環境の改善」や「給与格差の是正」などを訴えています。

比嘉京子候補(社大・現職)「私達にとって一番大事なものは、命の格差を無くしたり、どこにいても助かる命、助からない命があってはならないということです。どうぞみなさん、知事を支える一議席。確かな一議席を比嘉京子にください!」

おととしの補欠選挙で初当選を果たした比嘉瑞己さん。2期目を狙う選挙戦では、党中央からも大物が応援に訪れ、翁長知事との結びつきを強調します。

比嘉瑞己候補(共産・現職)「なかなか届かなかった声をしっかりと受け止めてくれる、翁長県政に変わったと思える県政つくるために、前進させるために、引き続き私にお力をお貸しください。」

沖縄平和運動センターで、長年議長を務めた崎山嗣幸さんは、翁長県政の柱である辺野古への新基地建設阻止を力強く訴えています。

崎山嗣幸候補(社民・現職)「沖縄からひとつひとつ基地をなくして、また平和な島をつくることができるのではないかと思ってますんで、しっかり頑張りぬきたいと思います。私はこの翁長県政、しっかりまた次に組み立てていく中心になっていければと思ってます」

対する野党・自民党は、新人3人を擁立しましたが、現職は元県連会長の翁長政俊さん1人。「県経済の活性化」を公約に掲げています。

翁長政俊候補(自民・現職)「国からの振興策を引き出してきて、これをテコにして民間企業の企業活動をくすぐりながら消費マインドを促してですね、沖縄の経済成長をつくっていかなければなりません。」

公明党は中立の立場。4期目を目指す上原章さんは、「待機児童ゼロ」、「子どもの貧困対策推進」など、福祉に重点を置いた政策を訴えます。

上原章候補(公明・現職)「暮らしを本当に誰が守っていくのか。一人一人の思いを、痛みを分かる政治が今まさに必要だと思っています。少しでも、1人のお子さん、すくすく育てられるようにそういう環境をもっと作っていきたい。」

同じく公明党から6期目をねらう糸洲朝則さんは、2月議会で「手話言語条例」成立させた実績と共にさらなる福祉政策の充実を訴えています。糸洲朝則候補(公明・現)「障害がある人もない人も共に暮らしていける豊かな沖縄を豊かな島々を築いていきたいという決意を持っておりますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。」

おおさか維新の会から4期目を目指す當間盛夫さん。「教育費無償化」のほか、身を切る改革として、「議員報酬と議員定数の削減」も公約に掲げています。

當間盛夫候補(維新・現職)「教育費の無料化を実現していく、そして沖縄の県内の企業を優先して県民所得を上げていく、そして基地問題は我々は提案をして、しっかりと解決する方向を見つけていく。しっかりと物いう時はやる。」

18人が立候補した最大選挙区、那覇市・南部離島区。県政の勢力構成を大きく左右するだけに有権者の判断が注目されます。県議会議員選挙の投開票日は竹富町を除いて5日日曜日です。