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県消防指令センターが本格運用開始

いざという時の119番。緊急通報ですが、3月30日、県内36の市町村の119番通報を一括して受ける県の消防指令センターの開所式が開かれました。このセンター設置で大きく変わるのが離島です。これまで離島の多くでは病人やけが人が出るとまず役場に連絡を入れます。すると役場が、診療所や消防、あるいは救急ヘリなどへ連絡をとっていました

しかし、センターの設置でこの煩雑な手間が省け、救急体制の強化が期待されているんです。

設置された大きな液晶パネル。県内のどの市町村から、どんな通報が寄せられているのかが一目で確認できるほか、外国人観光客なども想定し7か国語に対応します。

24時間、県内の離島を含め36市町村、あわせて84万人からの通報に対応します。2015年10月から試験運用中のセンターが2016年度から本格運用されるのを前に開かれたきょうの開所式には県内の各市町村の代表者らが出席。

指令センターは全国初の取り組みで、特に離島での、病人やけが人への対応が早くなるとして期待を寄せていました。県消防通信指令施設運営協議会・津嘉山広会長は「島嶼県沖縄の広大な海域をまたぐ全国に類例のない消防指令センターとなります。

離島の搬送時間短縮を図り、患者さんの早期社会復帰の実現を目指します」と話していました。

119番の一元化は、災害情報を正しく、そしてより早く、県内で共有するという点でも期待できそうです。

ところで、消防指令センターの運用で私たちがこれから、119番にかける場合必ず、自分が通報している市町村名を伝えて欲しいと消防指令センターでは話していました。