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台風21号は、猛烈な台風に変わり、現在、与那国島の西を通過しています。気象台では、八重山地方を中心に暴風や高波に厳重な警戒を呼び掛けています。猛烈な台風21号は、9月28日の午後6時現在、与那国島の西約80キロの海上にあって、1時間におよそ25キロの速さで北西へ進んでいるものとみられます。

中心の気圧は925ヘクトパスカル中心付近の最大瞬間風速は80メートルで中心から半径150キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっていて、28日の夜遅くまで、猛烈な暴風が続く見込みです。

この台風の影響で、午後5時現在、八重山地方ではおよそ5900戸が停電するなど、生活にも大きな影響が出ています。一方、与那国町祖納では28日の午後3時40分過ぎ、観測史上最大となる81.1メートルの最大瞬間風速を観測しました。

与那国島に住む西條実さんは電話インタビューで「電気が全部停電していますので、固定電話がやっと使えているような感じです。ずっと停電ですね。築10年のお家なんですけど玄関ドアがしなってしまってすごいです。今まででこんな大きな(台風)は初めてでしたね。」と話していました。

81.1メートルの最大瞬間風速の記録は日本でこれまでに観測された中で4位となる瞬間風速で、80メートルを超える暴風を記録するのは、およそ半世紀ぶりと言うことです。

与那国島では、通信障害なども発生し電話やパソコンが通じなくなるど、連絡が取れなくなっているところもあります。

大変心配な状況となっています。今後も厳重な警戒が必要です。このあともニュースを続けます