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那覇空港の新国際線ターミナルがオープンしてきょうでちょうど1年になりました。去年は沖縄の観光客が700万人を超えましたし、この国際線もずいぶん好調なようです。そこで、きょうとあすの2日間にわたって、国際線の現状と課題をお伝えしていきます。きょうはまず、国際線ターミナルの現状からお伝えします。

新ターミナルの誕生から1年。この1年で、就航便数は週70便から112便に、そして搭乗客数も年間160万人が見込まれていて、いずれも6割増しと、好調が続いています。

空港ビル社・花城社長「受け入れキャパシティを十分対応できたという認識ですね。非常に、沖縄の外国人観光客の受け入れについて、大きな弾みになったと思っています」

国際線のハンドリング業務を担当する與那嶺明葉さん。朝9時半。チェックイン・カウンターは、昼前後の出発便の手続きがピークを迎えます。韓国行きの便の手続きが終わり、わずかな時間で打ち合わせを済ませると、今度は台北行きの便の手続きが始まります。

與那嶺明葉さん「you are not family, one by one check-in(家族ではないので一人ひとりチェックインしてください)」

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チェックインが終わると、今度は搭乗口へ。お客さんを無事飛行機に乗せるところまでが彼女たちの仕事です。

與那嶺明葉さん「飛行機の機材が大きくなったり、一日1便だったエアラインが大きな機材で2便になったりということで、やはりお客様の数が増えたことがすごくうれしいことなんですけれども、そのお客様のチェックインを捌くのが大変な時もありました。すごく混雑する時があるので」

飛行機が大きくなり乗客が増えれば、当然荷物も増加します。定時制確保のためには、こちらも素早い対応が要求されます。

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沖縄エアポートサービス・川満課長「去年は機材も増やしましたし人員も増やしながら対応しています。足りないところは間接部門、総務も含めた間接部門も呼んで、クリーニングを中心にやってもらったりですね、機内のクリーニングとか、一番時間がかかるのはクリーニングなんです」

こちらの会社では業務増加に伴って、国際線担当者を1.5倍の60人程度に増員して対応していますが、なかなか養成が追い付かない状況だということです。

JALスカイ那覇社長「スタッフと施設の増強といいますかね、そちらで非常に苦労した、そういう1年だったと思ってます。(他空港の)グランドハンドリングをしていますスタッフを、応援といいますかね、出張ベースで来ていただいてまして、それで一部業務を手伝ってもらってると、そういうような状況がもう1年くらい続いているというのが現状でございます」

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草柳記者「モノレールの駅まで向かうためには、現在はこのように屋根のないところを歩かなければなりません。来年には連絡橋が整備されることになっています。そして将来的にはあの国内線ターミナルと国際線ターミナルが連結されて一つになることが決まっています」

急増する乗客の利便性向上のため、県と空港ビル社は、モノレールまでの連絡歩道橋や立体駐車場の整備など、当面対応可能な改修作業を急ピッチで進めています。また、飛行機を繋ぐボーディングブリッジも来年中に増設することになっています。

空港ビル・花城社長「想定を超える外国人観光客の伸び、国内の観光客も順調に伸びてますから那覇空港ターミナル全体のキャパシティというものを前倒しで整備する必要が出てきたと、ある意味うれしい悲鳴なんですけれども」

しかし、応急処置には物理的にも限界があります。長期的に見て、沖縄観光に不可欠な空港ターミナルは、どうあるべきなのでしょうか。

ビューロー上原会長「これから滑走路があと1本増設されるということであれば、誰が考えてもというと変ですけどその真ん中に、滑走路の間に持っていくことが、あの、当然だという風に考えるんじゃないですか」

空港ビル・花城社長「今のターミナルの増設か、移転か、いずれかを考えなくてはいけないと思います。ですからここ4〜5年の内にはですね、そういう方向性を出していく必要性があると思っていますね」

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観光客1000万人、観光収入1兆円を目標に掲げる沖縄県。第2滑走路の完成まであと5年。那覇空港を本格的な国際空港に成長させるための時間はあまり残されていません。