仲井眞知事は、5日沖縄防衛局から提出されていた、基地建設に向けた埋め立て工事の変更申請3件のうち2件について承認しました。

仲井眞知事が承認したのは、工事用の仮設道路の建設と、辺野古崎南側の中仕切護岸を追加する、設計変更の2件です。

変更申請の内容を審査していた県土木建築部は、5日までに土砂の運搬方法以外の2件の審査結果をまとめ、仲井眞知事に報告しました。

知事は、2件について承認したということです。當銘土木建築部長は「2件、仮設道路と中仕切護岸について2件承認致しました」「(残り1件)ダンプトラックへの輸送については、まだ審査継続中ですので、かなり時間がかかるものと考えております」と話しました。

仲井眞知事が部長たちと会った知事公舎からは5日午後2時半頃、當銘土木建築部長や又吉知事公室長を乗せた車3台が出てきましたが、知事の承認を止めようと集まった住民たちの抵抗で、外に出ることができなくなるという緊迫した状態になりました。

40分後、部長たちを乗せた車は、承認反対の声を振り切るように知事公舎をあとにしました。仲井眞知事の任期も残すところ4日となる中、知事選で県民がノーだと示した基地建設に向けた手続きを仲井眞知事が駆け込みで承認したことにさらに県民の反発は高まりそうです。

県議会野党会派の呼び出しに応じた當銘土建部部長は「(翁長新知事が)必ず取り消しするとは聞いていない。検証委員会の検証結果によっていろいろな対応があるだろうと」「新しい知事が来れば新知事の考え方を政策に従って精査し、進める」と説明。

また、承認の知らせを聞いた次期知事の翁長さんは「知事選の民意というのがありますから、それ(承認)は、県民からすると合点のいかないことだったと思います。私とすれば、大変残念。私の検証という意味ではこれまで言ってきた考え方は全く変わらないので、取り消し・撤回を視野に入れてやっていきたいと思います」と話していました。

また、稲嶺名護市長も「知事は本人自ら選挙直後にはもう「死に体」と自ら発言をしていたのにこのように退任4日前になって変更申請を承認するというのはこれはとても許されるものではない。県民は絶対納得しないと思います」と話しました。