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戦前から市民に親しまれてきた那覇警察署のシンボルに、歴史的な大発見です。

25日から県立博物館・美術館で公開されている銅製の鐘。戦前から那覇署のシンボル「ふれあい之鐘」として玄関前に飾られてきましたが、博物館の調査で琉球王国時代の1450年から60年代に作られた貴重な文化財であることが分かりました。

その時期に作られた鐘はこれまで県内で15件発見されていますが、ふれあい之鐘は特に大きく、他に例のない琉球独特の波模様が施されています。

県立博物館美術館博物館班の崎原恭子主任は「琉球王国時代にどこで使われていたのかは分かりませんでした。これから先、調べていくことによって分かっていくかもしれません」と話していました。

長らく屋外に置かれていた鐘ですが、保存状態は良好だということです。展示は3月9日までです。