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22日の埋め立て申請に対して県内各地では25日、抗議の声が相次いでいます。沖縄防衛局前では市民団体らが座り込みを行いました。座り込みを行ったのは、「基地の県内移設に反対する県民会議」のメンバーおよそ100人です。

メンバーらは、県民の総意を踏みにじり、申請を強行するやり方は断じて許せないなどと、沖縄防衛局の玄関前で集会を開いた後、武田防衛局長との面会を求めて座り込みを開始しました。

参加した男性は「今回の埋め立て承認申請は、戦後沖縄にしてきた日本政府のいろんな不条理を詰め込んだ内容で集約されている」と話しました。「県民会議」では、26日にも、玄関前での座り込みを続け、局長との面会を求めることにしています。

一方、県出身の野党国会議員らも25日、県庁を訪れ埋め立て申請を「不承認」とするよう、県に対し要請しました。照屋寛徳衆議院議員は「辺野古の埋め立て、辺野古移設には反対である」「辺野古埋立についても仲井真知事には不承認にして頂きたい」と述べました。

県選出の野党議員で構成する「うりずんの会」の要請に対し、対応した与世田副知事は「地元市町村の意見を踏まえながら、関係法令にのっとり、内容を審査する」と述べました。

また一行は、政府が進める「主権回復の日」の式典についても「県民の苦難の歴史を全く理解せず歴史を覆い隠すものであり到底容認できない」として知事は出席しないよう求めました。