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八重山地区の中学校の公民教科書を巡る問題で、竹富町教育委員会にこれまでにおよそ80件の教科書の寄付の申し出などが相次いでいることがわかりました。

竹富町教育委員会は22日に臨時会を開き、国に無償で「東京書籍」の教科書を配布するよう引き続き求め、それができない場合は暫定的に支援者から教科書の寄付を受け付けることにしました。

竹富町教育委員会によりますと2012年度に必要な教科書は現段階では30冊で、すでに県内外からおよそ80件の寄付の申し出などが相次いでいます。

また、23日午後には教科書を寄付したいというグループが会見を開きました。世話人の仲村貞子さんは「本町の宝であり、これからの時代を担うかけがえのない町民の子どもに教科書の現物寄贈を申し出ることにしました」と話します。また、グループは「法的な落ち度があるにも関わらず責任放棄をしている」と文部科学省を強く批判しています。