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県内で2度目の取り組みです。雇用対策の一環としての遺骨収集作業が、沖縄戦当時激戦地だった与那原町の運玉森で10月から始まります。

9月30日、与那原町の作業現場で行われた安全祈願祭には、事業主体の与那原町や、事業を運営するNPO法人「プロミスキーパー」に、作業をサポートする遺骨収集ボランティア団体「ガマフヤー」のメンバーらが参加しました。

今回、遺骨収集が行われるのは国道329号与那原バイパス工事が予定されている場所で、沖縄戦当時は、日本軍の海軍陸戦隊に所属する部隊が、首里司令部の東の防衛ラインとして配備されており、住民も含む、多くの遺骨が今も眠っていると考えられています。

雇用対策としての遺骨収集作業は、2009年に、緊急雇用創出事業で行われた那覇市真嘉比地区に続き2例目で45人が雇用されます。具志堅さんは「土の下で埋もれてて、助けを待っていた人たちが皆さんの手によって、一人でも多く救い出されたら。まだ見捨てられていないんだという、一つのメッセージになると思います」と話しました。

事業は10月10日から2012年3月までの半年間行われます。