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竹富町教育委員会は2日の臨時会で、八重山採択地区協議会に対して再協議を要請しましたが、協議会メンバーの任期が8月末で切れていて、事実上、開催できない状況にあることが明らかになりました。

竹富町教育委員会は2日の臨時会で、八重山採択地区協議会に対して再協議の開催を求めることを決定し、2日昼過ぎに竹富町の職員が要請書を協議会に提出しました。

竹富町教育委員会の竹盛洋一教育委員長は「やはり運営に問題があったのではないかと聞いていますし、調査員の選考についてや会議の持ち方にもう少しコミュニケーションがあってもよかったのではないか」と地区協議会を批判しました。

しかし地区協議会の委員の任期が8月末までとなっていて、現在、協議会の委員は誰もいない状態です。このため事実上、再協議は開催できないことがわかりました。「このような状況になると想定していなかった」と関係者は話しています。

石垣市教育委員会教育長で地区協議会の玉津博克会長は「あとは答申に沿わない形の竹富町教育委員会に対して、沖縄県教育委員会から何らかの指導をしていただければと思う」と話しました。

一方、問題の解決を図ろうと、県教育委員会は先ほど、県教育委員長名で3市町の教育委員長宛ての通知を出し、教科書の採択権限を持つ3市町の教育委員会の委員長で話し合い、打開策を検討するよう求めました。

またこれとは別に、八重山地区の各教育委員会の委員全員が集まって開く、八重山教育委員協会の臨時会を、関係者らが9月8日を軸に開催する方向で調整しているということです。