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沖縄戦で亡くなった人の遺骨を収集するボランティアや団体と行政との情報を一元化する遺骨収集情報センターが8月1日、糸満市にオープンしました。

戦後すぐに始まった遺骨収集作業で、県内では18万人あまりが収集されたものの、まだ多くの遺骨が地中に眠っているといわれています。

しかし戦争経験者の高齢化で当時の様子を知る聞き取りが難しくなってきたこと、またこれまで収集作業を国や県、各団体で個別に行ってきたため、壕や当時の埋葬地の場所など、それぞれが持つ情報を一元化し、県内に広く情報を呼び掛ける拠点が求められていました。

仲宗根辰雄センター長は「沖縄は激戦地で、まだ山野に戦没者の遺骨が残されている。(早めに)収集して、墓苑なりに納骨していきたい」と話しました。

センターでは文献や聞き取りによる新たな情報収集に加え、遺骨収集作業を希望するボランティア団体や個人に対する活動支援も行います。