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毎年5月頃ともなると海の中では生命の神秘を見ることができます。八重山からサンゴの産卵の様子が届きました。

西表島の北にある無人島にむかって夕方、船を出します。2011年は海水温が低めで産卵も遅いかと心配されましたが、16日の水温は26度まであがり7時半頃から産卵が始まりました。

西表では毎年5月の満月の前後にミドリイシ類のまとまった産卵が見られます。16日は満月の前日。潮の満ち引きが激しい時期を狙って集団で産卵するのは、一部が魚のえさになってもできるだけ多くの卵が遠くまで到達するよう、種の保存の原理が働いているものと見られています。