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豊見城市の高校で、HIVやエイズについて正しい知識を得てもらおうと、8日、特別授業が開かれました。授業が行われたのは、県立豊見城高校で、1年生から3年生まで全校生徒が参加しました。

講師を務めた、NPO法人・HIV人権ネットワーク沖縄の比嘉正央理事長は、HIV陽性の母親から生まれ、幼くして亡くなった少年のエピソードや、最新の統計データなどを紹介し、「病気に対する偏見がある国ほど、感染者が増加する傾向がある」と正しい知識を持つことの重要性を訴えました。

授業を受けた女子生徒は「遠い国の子供たちの話だけど、言っていることは自分たちにも関係あることで」と感想を述べていました。

特別授業ではこのほか国の間違った政策で多くの人が苦しんだハンセン病などの例をあげ差別を生まないために病気に対する正しい知識と理解が重要だと生徒たちに呼びかけました。