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65年前。戦争当時15歳だった玉那覇さんの体験です。

玉那覇さん「目はね開かないんだけど息もね絶えてですね即死状態」

玉那覇盛章さん80歳。当時15歳の少年でした。65年前の6月。親子3人で南部を逃げ惑う玉那覇さんの目の前で迫撃砲を受けた母が命を落としました。

玉那覇さん「ちょっとハイカラだったからお袋は。きれいな着物をですねうちなーの着物。10枚くらいいつも持ってお布団箱に入れて担いでいたから、これからむしろをひいて小さい艦砲の穴があったわけそこに寝かしてですね親父と二人で着替えて・・ 上等な着物から着せてですね葬ったんですよね。」

その後、玉那覇さんは父と2人、南部の断崖絶壁でアメリカ軍に捕らわれ収容所に連行されました。

玉那覇さん「親父はもう年寄りってわかっているからアメリカーも。お前はあっちに行け、お前は全部服を脱いでこっちに行けって言うわけ。」

身体が大きかったため軍属に見られた玉那覇さんは父とは別々の収容所に連行されることになりました。2人は別々の場所で過酷な生活を送ります。