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沖縄を訪れたルース駐日アメリカ大使。普天間に関する日米合意への反発が非常に強い中、きのうは市町村会長や経済界の代表らに会い、沖縄への協力を前面に出しました。

儀間市長「(Q.ルース大使とどんな話になりそうですか)座ってみないと分からないね」

QAB謝花「いまルース大使が浦添市の儀間市長、金武町の儀武町長と昼食をとりながら懇談しています」

普天間基地を辺野古に移設するとした日米共同声明の発表から3週間後、沖縄を訪れたルース大使は北部市町村会会長の儀武町長と中部市町村会会長の儀間市長に対して、教育やビジネスなどについて幅広く意見を求め、協力する姿勢を見せました。

儀武剛金武町長「教育とか、なんだろう、沖縄に貢献ができるようなことが何かないかなということを模索しているような」

一方、町長は、普天間基地問題に関する県民の気持ちも伝えたということです。

儀武剛金武町長「鳩山総理の発言によってかなり期待したというのがあったんですよということを伝えたんですよ、そして裏切られたという反応も大きいですよということは伝えました」

儀武剛金武町長「(Q.ルース大使は何と?)いやー、何も言わなかったんじゃないかな」

儀間光男浦添市長「パッケージをみんなばらしたらどうかと、普天間は普天間、嘉手納以南は嘉手納以南、辺野古じゃないとだめだというパッケージをね、みんな一旦ばらしてみて」「その間に日米安保の是非論を問うと」

これに対してルース大使は「そういう考えもあるのか」と答えたということです。

このあとルース大使は経済界の代表らを招いて夕食会を開催。県経営者協会の知念会長は先月、鳩山前総理大臣との懇談で経済の話を拒み、基地問題に関する沖縄の状況だけを伝えていました。

知念栄治県経営者協会会長会長「(Q.基地問題の話はしなかったわけですよね)今回こっちで?だってそういう雰囲気じゃないのに」

そして、次の機会に沖縄の経済振興のためにアメリカの協力について相談したいと伝えたということです。

呉屋守将県建設業協会前会長「広い意味ではね、懐柔策、コンシリエイションと英語では言うんですけれども、そのひとつになるかもしれません」

「(Q.大使、夕食会はどうでした?)Good night!」