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14校目のきょうは陽明高校です。「とにかく野球が好き」という24人の部員たち。ユニークな練習法で奮闘しています。

全県区から生徒たちが集まる陽明高校。その理由は平成6年に導入した総合学科。100科目近い選択科目があり、生徒の個性を生かした学習活動が行われています。

この日、介護実習室では国際交流の授業が行われ、生徒たちはイキイキとした表情で授業を楽しんでいました。さて放課後。野球部のグラウンドに向かうと・・・ん?掃除?

田盛内野手「自分たちがやって綺麗になってるの見ると嬉しいと思います」

練習の前に掃除をして「気持ちから入る」のが陽明流。野球部員は24人。少ない人数ですが、部員から次々に出てくるのは「とにかく野球が好き」という言葉。チームは先輩、後輩という垣根を越えた「かけがえのない仲間」として練習に励みます。

又吉主将「去年までは2,3年合わせて11名だったので、みんな協力的にしてきたので、あまり上下関係がなくなったのだと思います」

津留監督「(Q:彼らが野球を通して学んでいることは?)基本的には野球が大好きなんですよね。野球が好きであるというのが大前提で、この仲間で勝ちたいという意識」

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昨年赴任してきた津留監督の指導で、ユニークな練習方法を実践する部員たち。まず一つ目は「靴に注目!」

これは練習時の地面をよくふんばる力を養うため。試合の時以外はあえてスパイクシューズをはかないのが陽明流です。

そして二つ目は「丸くないボール?」

まっすぐに投げることが難しい、このラグビーボールの様な楕円形のボール。練習に取り入れることで部員たちはスローイングに対して意識を持ち始めました。そして練習を見守るのはマネージャーの宜保さえりさん。

宜保マネージャー「今まで少ない人数で頑張ってきたので、一戦必勝で頑張ってほしいです」

チームの中心選手は3年生バッテリー。比嘉投手は最近フォームを変更したばかりです。

津留監督「最近まで下から放ってたんです。先週ですかね、本人と話する中でどうしたいかと聞いたんです。元に戻りたいて、戻してやりたいって」

比嘉投手「土曜日に試合したんですけど、調子はアンダーのときよりいいです」

練習の後はなにやら全員整列です。これが陽明流の3つ目!「声高らかに!」

そう、校歌を歌うのはイメージトレーニング!残念ながらここ数年、公式試合に勝っていない結果を跳ね飛ばすため、大空に向けて声を合わせます

与那原捕手「全員野球をめざして、そして練習の成果を十分に発揮して、悔いのない試合をしていきたいです」

宮里外野手「部員同士が仲いいので、どんなに練習つらくてもみんなで助け合いながらやっていけるんで」

山内内野手「自分たち、先輩たちもまだ公式戦で勝ててないので、自分たちの代で一勝はしたいと思ってます」

山内外野手「一回戦突破がまず第一の目標で、それからまずみんなでやっていこうという気持ちでやっています」

夏の空に高らかに校歌を歌え!陽明高校!

『めざせ!一勝!オー!』

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