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宮崎県で被害が広がる家畜伝染病口蹄疫、県は16日2回目の対策本部会議を開き、今後の方針を話し合いました。会議では宮崎県で、16日現在発生例数が289例、19万頭余りが殺処分対象となっていて3万6000頭余りの処分が進んでいない状況が報告されました。

これを受けて県ではセンサーで車などの消毒ができる移動式の消毒装置を市場や港湾に順次設置していく予定です。また、石垣市では生産者を集めて説明会が開かれました。

この中でセリの中止に伴う補償などについての説明があり農家からはエサの支援や生活補償などがとても足りない状況だと悲痛な叫びが聞かれました。

石垣市では25日にも臨時のセリを開く予定でしたが16日中止が決定。滞留する家畜と収入が得られないことで逼迫した状況が続きます。また16日の説明会では個々で牛の売買をする庭先取引の実態も明るみに出て県のいう万全の防疫体制に疑問が生じています。

畜産農家支援については知事が17日上京し農林水産大臣に要請を行ないます。