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徳之島と並び移設候補地のひとつとして取りざたされているのが勝連沖です。旧暦の3月3日、平安座島では「サングヮチャー」という行事が行われました。

豊漁祈願や村の安全を願う「サングヮチャー」。3日間にわたる行事の中で一番盛り上がるのが2日目「トゥダヌイユー」。17日、参加者は豊漁を願い歌や踊りを奉納したあと、沖にある「ナンザ岩」を目指しました。

ナンザ岩では、東に向かって健康や村の繁栄を願いますが、この沖は普天間基地の移設先として取りざたされていることもあり、参加者は複雑な思いをみせました。

地元の中学生は「やめてほしい。学校から見える海の景色が好きだから。埋め立て地はいや」と語り、また、平安座自治会の下條義明会長は「(基地は)作って欲しくないというのが本音です。でも、これまでも石油企業を誘致した経緯もありますから、政府がそういうことをやるのであれば、我々は反対はしません」と複雑な思いを語りました。