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沖縄各地で戦闘が激しさを増す中、与那国では宇良部岳の監視台が空爆を受けました。

地元では「与那国富士」と親しまれている宇良部岳には頂上付近に日本軍の監視台が設置され、アメリカ軍・イギリス軍の戦艦や戦闘機を監視。そのため、監視台は敵の標的となり、65年前のきょう、空襲による激しい爆撃を受けたのです。

当時海軍兵として監視台にいた請舛秀雄さんはそのときの状況を鮮明に覚えています。

請舛秀雄さん「B24が東から西にむけてやってきて、兵舎に爆弾を落とし、銃弾を撃ってきた。一人は2階から『怖い』って言って下に降りる途中にこっち(足を)やられて戦死した」

与那国島の空襲のたびに監視台への攻撃は続き、それは沖縄戦の終結まで止むことはありませんでした。