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与那国島への自衛隊配備に反対する市民団体が29日沖縄防衛局を訪れ真部局長に直接抗議文を手渡しました。

21日、陸上自衛隊那覇基地のトップに新しく就任した反怖謙一陸将補は「沖縄本島より西側700kmの広大な地域に陸・海・空部隊が何も配置されていない。戦略的な空白を非常に懸念している」と与那国島への陸上自衛隊の配備を前向きに検討していることを現場の指揮官としてはっきりと認めました。

29日沖縄防衛局を訪れた市民団体は「沖縄戦当時、日本軍がこの島にいたためにどれだけの住民が犠牲になったか知っているか」と真部局長に詰め寄り、局長は「県民の複雑な感情は理解している」と答えましたが、先島への自衛隊の配備については「防衛への理解が得られるように努力する」と述べ、これまでの姿勢を崩しませんでした。

山内徳信参議院議員は「自衛隊を与那国に配備して、何でも外国からの攻撃を守ってやるというのは、やはり武力集団の思い上がりだと思う」と強く抗議しました。

8月2日には、自衛隊を誘致している外間現町長と誘致に反対する元町役場職員による町長選挙もあり、結果は島の将来を大きく左右しそうです。