※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

光化学スモッグの県内での測定値が連日、環境基準値を超えていて、県ではあす26日以降も注意報発表の可能性があるとして注意を呼びかけています。

光化学スモッグは、工場や車から排出される窒素酸化物や有機化合物が空気中に滞留し、それが紫外線を受けて化学反応を起こすものです。県では6カ所で光化学スモッグの原因となる光化学オキシダントの濃度を測定していて、25日午前10時にはうるま市与那城で0.092ppm、沖縄市と名護市で0.088ppmを観測しました。

環境基準値は0.06ppm以下で、0.12ppmを超えた場合、体の弱い人や屋外で激しく動く子どもたちなどが体調不良などを起こす心配があることから、県では、注意報を出すことにしています。県環境保全課の西浜完治課長は、「目やのどの痛みを訴える方がいるようなのでそういう方のことを考えて、注意報が発表されたら屋内で静かに過ごして下さいと呼びかけたい」と話していました。

有害物質を含む大気の塊は依然、中国大陸から西日本、九州、そして沖縄上空を覆っていることから、県では26日以降も情報に注意するよう呼びかけています。