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次は、4月からスタートした新コーナー「輝け!うちなーの星」です。世界的な景気後退で、沖縄経済もちょっと元気がなくなってきたと言われる今  県内の元気企業や、県内初の新商品などを紹介していきます。第一回目のきょうは、この不景気に、絶好調という西原町の企業です。

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西原町にある株式会社 日進。自社開発の太陽光発電システムの電気自動車で登場したのは・・・

津嘉山さん「はーいこんにちは、日進の津嘉山です。よろしくおねがいします」

今年で創業23年の日進はステンレスを中心とした金属加工業からスタート。今では、環境に着目した経営を進めていて太陽光発電設備や、ゴミの再資源化プラントの開発、製造に力を入れています。

津嘉山さん「もともとはモノづくりなんで、いろんなものを挑戦しようということで想いを形にということで」

敷地内の、こちらの変わった建物は、研究所。津嘉山さん「廃食油をバイオ燃料に変えたり」とにかく、なんでも作ってみる。敷地内には、これまでの会社の様々な試行錯誤の歴史が展示されています。

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津嘉山さん「時代に合った商品を開発してはいるんだけどもまだ消費側、とか企業がまだ追ってこないと、(まだ世の中がついてこれてない?)かっこよく言えばそんなもんだね」

こちらは、発泡スチロールのリサイクル機。自社開発の溶剤に発泡スチロールを入れるとあっという間に溶けてしまいます。これをリサイクル機で行うと、大量の発泡スチロールも簡単に処理できてしまうのです。

津嘉山さん「発泡スチロールもすべて石油製品なので、これを何回でもリサイクルできるっていうのが、この溶剤と、この装置」

ドラム缶一本分の溶剤で、ドラム缶10本分の発泡スチロールを処理でき、 溶かした溶剤は、こちらのプラントで樹脂に加工、様々な製品に再利用されているのです。こうした開発で、日進は去年、国際競争力を支える日本の企業として、経済産業省が選ぶ「元気なモノ作り中小企業300社」に選定されたのです。

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津嘉山さん「絶好調」「去年に比べたら、かなりの成長ですね、今年は出だしからいいですね。」

不況が叫ばれる今、環境ビジネスがようやく軌道に乗ってきたといいます。

津嘉山さん「生きていくには、やっぱり元気がないと、まあ、どんなに金があって人脈があっても、企業も人間もやっていけないんで、いま不況不況いいますけど、不況の中でも元気が大事なんで、元気がないとやっていけないですよ。」

未来を見据えた、元気社長の挑戦は、これからも続きます。

株式会社 日進 ウェブサイトwww.sus-nissin.com