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次は、昨日行われたサッカーJFLの第4節、FC琉球は流通経済大学と対戦、開幕から勝ち星に見放されているFC琉球にとって何としても勝ちたい2回目のホーム戦でしたが、勝利を呼び込む「何かが」足りないゲームでした。

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若き指導者、新里監督の新体制の下、今シーズン2回目のホーム戦を迎えたFC琉球。ここまで開幕3ゲームは全て敗れ、順位は最下位。4戦目での勝利を願いサポーターも気勢をあげました。対戦相手の流通経済大学は順位は14位ながら、まだこちらも勝ち星に恵まれていないチーム。初勝利への執念が試合を分けるゲームとなりました。

先制したのはFC琉球でした。前半21分、混戦からの浮き球を走りこんできたキャプテン国仲がインターセプトすると、中央手前に出ていたFW山下芳輝に絶妙のパス。これを山下がドリブルで駆け上がり、そのままゴール!

早い時間で流れを作ったかに思われました。しかし、喜びもつかの間、その9分後、流通経済大学の選手がエリアの外から放ったシュートは低い弾道!ボールはGK森本の手先をすり抜け、あっという間に追いつかれます。

その後も流通経済大学は、積極的にゴールを狙い、FC琉球は防戦に追われる展開に・・・。昨日のFC琉球は、ディフェンスがもう一歩、前に出ず、相手に思うように攻撃の起点を作らせて、結果、自ら再三のピンチを招いてしまいます。そして、ついに前半40分。コーナーキックのチャンスを与えると、2点目を決められ、逆転を許してしまいます。1対2と1点ビハインドで前半を折り返すと、後半は、前半の反省を活かし、果敢に攻めに転じます。

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後半9分、ベテラン38番MF永井が左サイドから狙ったシュートは、惜しくもバーの上。暗雲立ち込める試合はこのあとは強い雨も降り出します。FC琉球は、その後も追加点のチャンスがめぐってきますが、もう一歩、得点に結びつかない、もどかしい時間が流れます。チャンスをものに出来ないFC琉球が再び、消極的なディフェンスになったところで相手に付け入る隙を与えてしまい、まさかの3点目。

攻守に最後までチームとしての覇気が感じられなかったFC琉球、新体制での今シーズン、初勝利は次の試合へおあずけとなりました。

まだ新体制で開幕4戦目、チームの仕上がりをとやかくいう時期ではありませんが、新里監督の思いと、選手の思い。その歯車がかみ合っていない印象を強く受けました。苦しい戦いが続いていますが、このちぐはぐな感じを払拭するためにも、チームには勝利が求められています。以上、ザ・スポーツでした。