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自閉症というハンディキャップを乗り越え、切り絵で活躍する男性の作品展が31日から那覇市で始まりました。

上田豊治さんは山口県に住む39歳。幼いころ自閉症と診断されますが、養護学校の授業で切り絵と出会ったのを機に創作活動を始め、温かく優しい作風が多くの人の心を掴んでいます。中には、「ミシンを踏むお母さん」という、お母さんへの愛情が伝わってくる作品も展示されています。

上田さんが切り絵の実演をするそばで母親の幸子さんがインタビューに答え「切り絵は彼の心だと思う。彼の言えない心が切り絵中に入って、みんなに話しかけてくれるんじゃないかと思います」と話し、上田さんの活躍が「障害を持つ子どもたちやそのお母さんたちの励みになれば」と話していました。

作品展は4月6日まで、那覇市の沖縄三越で開かれます。