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キャンプハンセン内の一部の土地を保有する伊芸財産保全会は相次ぐ基地被害に抗議の意思を示すため2010年度以降、沖縄防衛局と賃貸借契約を締結しないことを決めました。

伊芸財産保全会は区に隣接するキャンプハンセン内の7ヵ所あわせて326平方メートルの土地を所有していて、年間4600万円の軍用地料を受け取っています。22日開かれた財産保全会の総会では、事件から3か月が経っても原因究明が進まない銃弾事件や度重なる騒音被害に抗議するため2010年度以降は沖縄防衛局と賃貸借契約を更新しない方針を固めました。

その理由について保全会の島袋正治会長は「伊芸区民の生命と財産を守るためやむおえない措置で今後は基地の撤去を求めていく」と述べています。