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爆発事故が起こった糸満市小波蔵一帯では水道管の敷設工事が行われていました。周りには多くの土砂が散乱していて爆発の衝撃の大きさを物語っています。

14日午前8時20分ごろ、糸満市の水道工事現場で、作業員がパワーショベルで作業中、突然爆発が起こりました。近くの住民は「爆発のような「ドーン」という感じで、地震かと思って」と驚いた様子でした。また工事関係者は「最初音聞いて、(現場事務所の)ドアを開けたら、石が降ってきたものですから、びっくりして閉めて、おさまったかなと思って急いで現場に走っていった」と話しています。この事故で、パワーショベルを操作していた豊見城市宜保の重機オペレーター古波蔵純さん(25)が頭や顔に大ケガをして病院に運ばれました。

現場近くからは砲弾の信管が発見されていて、確認した陸上自衛隊によりますと、信管はアメリカ軍のもので、一部腐食していていたということです。また、この信管は小さいもので50キロ大きいものだと1トンまで様々な砲弾に使われるもので、今回爆発した砲弾の一部だとしても、現段階で爆弾の大きさや種類を推定することはできないということです。

古波蔵さんが運ばれた病院は、容態について、爆発の熱風で体の前の部分全体にやけどを負い、特に顔や頭のケガがひどいと明らかにしました。古波蔵さんは現在、集中治療室に入っていて、ある程度容態が落ち着くのを待ってから本格的に治療をはじめるということです。