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21日、金武町伊芸区では住民が区内を一斉捜索。新たに銃弾一発が見つかりました。

一斉捜索は、21日午前10時半から区民ら200人余りが参加して行われ、長さおよそ5センチ、直径1センチの銃弾が見つかりました。

現場は、伊芸区の中でも北側、つまりアメリカ軍の演習場に近い住宅地の道路上。前回の場所からはおよそ60メートル。近くの壁には傷跡も確認されました。

伊芸区の池原区長は「氷山の一角ではないかということを強く言ってきました。今回のものも前回と同じような銃弾だ」と話しています。

また金武町の儀武町長は「こういった形ですぐ見つかるということ自体、異常事態だと思っている。日本政府、防衛省が米軍に対して訓練中止を呼びかけたにも関わらず、それを強行する。安全確認というイメージが本当にかけ離れている」と憤りを隠せません。

前回の銃弾は県警が鑑定を進めていますが、アメリカ軍の重機関銃の弾である可能性が高まっています。

再び見つかった銃弾。区民は憤りをあらわにしました。現場にいたお年寄りは町長に対し「泣きたいくらいです。騒ぎはいつもここです。伊芸だけです。恩納村から弾を撃ったらこっちに飛んでくるんでしょ」と不安と憤りを訴えました。

金武町などは近く3町村連絡協議会を開催し、対応を協議する方針です。

ところで21日に金武町伊芸区で見つかった銃弾についてアメリカ海兵隊は「最近実施した演習とは関係ない」と発表しました。そして『「今後もキャンプハンセンでの実弾射撃訓練を続ける」とコメントしています。