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IUCN・世界自然保護会議でジュゴンの保護を求める3度目の勧告が出されたことを受け、辺野古への新基地建設に反対する自然保護団体が10日に会見を開き、「政府が勧告を尊重するよう」訴えました。

会見を開いたのはWWFジャパンなどのメンバーです。10月にスペインで開かれた世界自然保護会議で採択された3度目の勧告では、辺野古への基地建設に関する環境アセスメントを「基地を造らない」という選択肢も含めて実施する努力を日本政府に求めています。

会見でWWFJの花輪伸一さんは「3回にわたって同様の主旨の勧告が出されたというのはまず異例であるということ。それだけ沖縄のジュゴン問題というものは関心を呼んでいるということ」と述べました。

2010年の国連国際生物多様性年に開かれる会議では、日本が議長国を務めることになっていて、自然保護団体では今月11月から署名活動も行い、今回の勧告をしっかり受け止めて行動するよう、政府に働きかけていきたいと話しています。