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非常に強い台風13号は石垣島地方の南の海上を北に進んでいて、八重山地方の沿岸海域は大しけとなっています。石垣は12日昼過ぎに暴風域に入る見込みです。

沖縄気象台の観測によりますと、非常に強い台風13号は午後3時には沖縄の南のおよそ310キロ海上をゆっくりとした速さで北に進んでいます。中心の気圧は935ヘクトパスカル、最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートルで、中心から半径150キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。

台風は強い勢力を維持したままゆっくりとした速度で北上、石垣島地方では12日昼過ぎから夕方にかけて、与那国島は12日夜に暴風域に入る見込みで、警戒が必要す。

石垣島では午前11時には周辺離島行きの全ての船が欠航。すでに12日の全便欠航を決めた船会社も出ています。また空港も混雑。観光客の中には「空港で朝7時から待っているのでさすがに疲れました」といった声や「那覇までは行って、那覇からどこかまで行って、どうにか陸路でも帰ろうと思います」という人もいました。空席待ちの利用者は午後5時までに500人以上いて、航空各社は臨時便を出すなど対応に追われています。

一方、市内では店先に防護ネットを張って台風に備える姿もみられ、非常に勢力の強い台風の接近を前に不安な夜を迎えそうです。

台風13号はゆっくりした速度で海水温度の高いところを進むため、なかなか勢力が弱まりません。このため先島諸島では長時間うねりが続き、暴風や大雨に見舞われるため、十分な警戒が必要です。