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石垣島の国立天文台の電波望遠鏡を使って、夏休みの天体研究を行っていた県内の高校生が新しい天体を発見しました。

国立天文台石垣島観測局で発見されたのは、電波を発する天体・電波星で、開邦高校2年の春名真美さんと同校1年の与那嶺航さんが発見しました。

2人は8月11日から3日間、石垣島の国立天文台で行われた「美ら星研究体験隊2008」に参加し、直径20メートルの電波望遠鏡を使って宇宙から電波を発する星を観測していました。

そして一角獣座の内側にある15個の電波星を観測していたところ、水分子の電波を発する新たな天体、水メーザー天体を発見しました。

8月27日に開かれた記者会見で与那嶺さんは「学校で結果を聞いて驚き、とても喜んだ」と話し、春名さんは「発見したときと観測してもらったときの間があき、不安もあったが、確定したと聞いて嬉しかった」と話していました。

電波星は世界でもおよそ2000個しか発見されておらず、銀河系の姿を明らかにする上で非常に重要な発見だということです。