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福田内閣改造で8月2日に防衛大臣に就任した林芳正大臣が19日、就任後初めて来県し、県庁で仲井真知事と会談しました。林防衛大臣は19日と20日の2日間で県内のアメリカ軍基地や自衛隊の基地を視察する予定で視察に先立ち、県庁で仲井真知事と会談しました。

仲井真知事は自らの公約である普天間基地の閉鎖状態の実現と辺野古に計画されている2本の滑走路の沖合への移動を要求し、基地を受け入れる名護市と基地使用協定を結ぶよう求めました。この要求に対し林防衛大臣は踏み込んだ回答は避け、政府と県で構成する作業チームで今後、具体的に詰めていきたいと述べるに留まりました。

林防衛大臣は会談後記者団の質問に対し『今後、作業チームで細かい話をする中できっちりと地元市町村のご意見も聞きながら誠意を持って話を進めていけたらと思う』と述べました。林大臣は20日に辺野古の基地建設予定地を訪れたあと、北部市町村長と面談、そのあと、アメリカ軍機が校舎の上を飛ぶ普天間第二小学校も視察する予定です。