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会社更生手続き中の有村産業は、更生計画の変更案が暗礁に乗り上げたため、あす28日からフェリーの運航を休止することを決めました。

有村産業は、原油価格の高騰で燃料費の確保が困難になり、保有する3隻のうち貨物船・海龍はすでに運航を停止。フェリー飛龍は28日から運行を休止し、残るフェリーの飛龍21は、6月6日から休止することが決まっています。

有村産業の飛鷹昌仁社長は取材に対し、「フェリー2隻をオール沖縄ベースで買い取るという作業が残っているので、それができれば新会社の事業構築は可能だと思っている」と述べました。

一方、フェリーの乗組員は会社から説明がないと不満を訴え、乗組員の一人は「今後会社がどうなるか心配。先島客、あるいは貨物の面でも必要なはずなのだが」と話していました。

有村産業は、燃料確保の目途がつけば運行を再開する考えですが、その前提となる新会社設立プランが実現するかどうかが不透明で、運行再開のめどは立っていません。