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4月23日に死骸で見つかった絶滅危惧種のクロツラヘラサギの胃の中から検出された毒物は、使用が禁止されているもので、県が調査に乗り出す方針を決めています。

一方、保護されていたクロツラヘラサギ2羽が9日午後、干潟に放されました。

自然に返された2羽は4月23日、豊見城市の三角池で保護されました。実はこの日に1羽のクロツラヘラサギの死骸が見つかっていて、その胃の中からは「パラチオン」が検出されていたのです。

この「パラチオン」は昭和47年以前は農薬として使われていましたが、毒性が強いためそれ以降は禁止され、今は毒物として扱われています。

仲宗根盛和課長は「大変びっくり、何で今頃にそういう農薬が出てくるのか」と驚いていました。

現在、地元の農協でも全く扱われていないため、今回のパラチオンがどのようにして混入されたのかはまだわかっていません。このため県では、関係機関と連携しながら「パラチオン」の出所などを調査していく方針です。