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うるま市で27日、養護学校の敷地内にアメリカ軍の車両が侵入した問題で、県教育庁と県が28日、沖縄防衛局などに抗議しました。27日、うるま市にある沖縄高等養護学校の正門から、アメリカ軍の車両が突然侵入。敷地内で方向転換をして出て行きました。

この養護学校には2007年7月にも装甲車が侵入しています。県教育庁の仲村守和教育長と県の保坂好泰基地防災統括監が28日、沖縄防衛局を訪れ、仲村教育長は「このような度重なる米軍の傍若無人な行動に対し心の底から怒りをもって抗議いたします。」と、訴えました。そして、事件や事故が相次ぐ中での暴挙に隊員の教育がルーズになっているのではないかと疑問を投げかけ、原因究明と再発防止の徹底を求めました。

これに対し、沖縄防衛局の岡久管理部長は、「学校関係者に不安を与える行動をしたことは残念で、再発防止を強く申しいれていきたい」と答えました。一方、外務省の今井沖縄担当大使は28日の定例記者会見で、「事実関係について、私の理解では現在、米側に照会しているということ」と述べ、問題意識の低さを露呈しました。