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2日、ハワイ沖でアメリカ空軍のF-15戦闘機が墜落する事故がありました。しかし嘉手納基地では、2007年の墜落事故後のような飛行停止の措置はとっていません。

ハワイ州の空軍基地に所属するF-15戦闘機が2日、オアフ島の南およそ100キロの海上に墜落しました。パイロットは脱出して無事でしたが、「飛行中に操縦不能になり、機械の故障があった」と話しているということです。

F-15戦闘機は2007年11月に本国で空中分解する墜落事故を起こし、その後、国内外の全てで飛行を停止。点検の結果、安全性が確認されたとして2008年1月中旬から嘉手納基地でも訓練を再開しています。

4日、嘉手納基地を見渡す道の駅で基地の様子を見ていた中川京貴・嘉手納町議は「アメリカ軍は常に点検整備した後に『安全だ、異常ない』と言うが、異常のない飛行機が沖縄やアメリカなどいろんなところで墜落することはあり得ない」と話していました。

嘉手納基地報道部は4日、「今回の墜落事故の原因は現在調査中で、前回のような飛行停止措置はとっていない」と説明していて、町民は更なる不安を強いられています。