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来月、いよいよプロ野球春季キャンプがスタートしますが、県内では今年新たに新球団が加わり、史上最多9つの球団がキャンプイン。その新球団ロッテを迎え入れる準備に追われている石垣島の様子をリポートします。

2月といえば、プロ野球12球団が一斉にキャンプイン!県内では、去年までセ・パ両リーグの半数を超える8球団が訪れ各地で賑わいを見せていましたが、今年、新たにもう一球団が加わり、石垣島にやってきます!

大浜市長「待ちに待っていました」

千葉ロッテの石垣キャンプが正式決定したのは、去年の6月下旬!その後市は、臨時議会を開き、緊急の補正予算を組んで対応、国からの補助も合わせ、総額3億余りをかけ、施設の準備に取り掛かりました!

現在、キャンプ地として市の中央運動公園の改修工事が行われています。メインの球場は、去年11月には完成。高いポールが周囲を囲い、グランドには、黒土が入りました。さらに、唯一キャンプ決定前に、ボビー・バレンタイン監督に猛烈にアピールできた施設、屋内練習場も立派に出来上がり、その北側では、サブグランドの整備が進み、さらに南側には、総額1億6000万円をかけて、6人が同時に投げられるブルペンも完成間近!このブルペンで、プロ2年目を迎える島の英雄、大嶺祐太投手のピッチング姿を見ることが出来るのでしょうか?

わずか半年あまりしか準備期間がない中で、急ピッチで進む受け入れ準備。しかし、キャンプの受け入れは決してハード面だけではありません。

大城文博さん「石垣島でやるなら沖縄らしさというよりは島らしさというのが絶対に必要だと思って」

創業74年を誇る、老舗かまぼこ店の代表、大城文博さん。千葉ロッテ、石垣キャンプの誘致に大きく関わった一人でもあります。店内には、大城さんが会長を務める、ロッテの公式ファンクラブ「1SHIGAKI 26」の事務所も併設されています。

この石垣26、アルファベットの「I」の文字を大嶺祐太投手の背番号「1」にひっかけて名づけたファンクラブで、入会条件も、八重山に、本籍か住民票がある人限定のこだわりがあります。ちなみに26はロッテファンの背番号。

一昨日、土曜日には、石垣のキャンプポスターを配布し、まだ、今一盛り上がりにかける島の人たちにアピールしました。

さらに大城さんは、地元コミュニティーFM局で、自らDJとしてロッテの応援番組を作るなど、あの手この手でキャンプを盛り上げようと頑張っているのです。

大城さん「千葉ロッテマリーンズが石垣島に来ることによって島のみなさん全員の心が一つになれば良いというキーワードがあるんですよ」「何でもいいですから自分達の出来るキャンプに関わることというのを皆さんそれぞれにしてもらって」

芸能の島としても知られる八重山だけあって、ロッテのキャンプ期間中は、歌と踊りで石垣を全国へPRする企画も考えられています。

夜、市内の公民館には、各字の青年会の代表が集まってどんな伝統芸能を披露することが出来るのか話し合いが持たれ、早速踊る演目などが決められていきました。また、キャンプといえば、3年前の久米島楽天キャンプで話題を呼んだ「楽天そば」など、キャンプ地ならではのメニューやグッズも気になるところですが、すでにいくつかアイデアも出されていて、大城さんのかまぼこ店では、特製かまぼこで、ご飯を包み込んだ「マリーンボール」と題した商品が開発されていました。

また、「海人Tシャツ」で知られる石垣のショップでもまだデザイン段階ですが「鴎チュ」のTシャツの発売が予定されています

大城さん「自分達で(ロッテ石垣島キャンプを)作り上げようという動きが今出てきていますから僕らが今までやって来たこととか、署名も何万人と頂いたので、その報いが今まさに報われるという状態になっているのをすごく肌で感じますね」

日本最南端のキャンプ地、石垣島が今年のキャンプの話題独占となるか?千葉ロッテの石垣キャンプ。30日には選手が石垣入りし、初日に備えることになっていますが、大嶺祐太投手との独占インタビューも予定していますので、どうぞお楽しみに。以上、ザ・スポーツでした!