※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

車いすの利用者にも通りやすくなるようにと整備された道路は改善されたのか、5日、実際に車いす利用者が検証しました。

検証が行われたのは、那覇市の国道507号沿いの歩道です。急勾配の坂の真下で歩道が傾く箇所があり、車いす利用者には横転の危険性があるほどの「難所」でした。

改善を求める声を受け、2006年8月から1年間かけた改修工事が完了。5日、実際に通って確認した車いす利用者たちは「勾配がなくなって平坦になっているので、だいぶ変わった」と、改善を実感しています。

また、傾いていた歩道は角度を小さくしたことで一人でも通りやすくなり、道の段差が以前は約5センチと通るのに一苦労だった場所も段差が3センチ弱に抑えられました。

しかし、こうしたバリアフリー化が進む一方、歩道に大きく飛び出した迷惑駐車もあり、NPO法人沖縄バリアフリー研究会の井上将理事長は「せっかく歩道を整備してもこれではね」と、嘆いていました。